タイの音楽シーンに新たな波を巻き起こしているMirrr(マー)は、シンセポップ、R&B、イン ディーサウンドを絶妙に融合させた革新的なサウンドで一躍注目を集める、新世代インディーバン ド。所属レーベルはWhat The Duck。時代の空気を鋭敏に捉えた音楽性と美学で、今、タイ国内 外で最も再注目されているアーティストのひとつである。 彼らの音楽は、一聴して心を捉える洗練されたメロディ、現代的な言葉選び、そして都市の空気を 映し出すようなサウンドデザインが特徴。その結果、Spotifyでの累計再生回数は2億9,700万回超 を記録。現在の月間リスナー数も110万人以上にのぼり、デジタルネイティブ世代を中心に、東南 アジアを越えて世界中でファンを獲得している。 代表曲「Fireworks」は、リリース直後からSNSやストリーミングサービスを中心にバイラルヒッ トとなり、わずか数ヶ月で1,000万回再生を突破。情緒と余白を巧みに表現したこの楽曲は、Mirrr の名を一躍タイの音楽シーンに轟かせた。
2022年に発表された初のフルアルバム『Q.E.D.(Quod Erat Demonstrandum/証明されるべきこ と)』では、“インターネット時代の恋愛”という現代的テーマを、ジャンルレスな10曲で表現。「感 情はデジタルでも伝わるのか?」という問いを投げかけながら、「愛とは最終的に自らが証明す るものだ」という強く深いメッセージを作品に込めた。聴覚・視覚ともに洗練されたコンセプト アルバムとして、音楽ファンからの評価も高い。 その後も彼らの進化は止まらない。2023年にはシングル「Nai Nae Mak」「Kamphaeng Huajai」 を発表し、いずれも主要音楽チャートにランクイン。楽曲ごとに音楽性を更新しながらも、一貫 した感性を保つスタイルで、多くのファンを惹きつけ続けている。 そして、2025年3月26日には最新シングル「Handycam」をリリース。ノスタルジーと未来感が交 差するサウンドで、再びリスナーの心をつかみ、大きな話題を呼んでいる。 Mirrrの魅力は音楽にとどまらない。ビジュアル面やアートワークにも徹底した美学が貫かれてお り、タイの音楽アーティストとしては異例のスタイルアイコンとしても注目されている。また、 Siam Music Festをはじめとする大型フェスティバルにも出演し、ライブパフォーマンスでも高い 評価を得ている。 繊細さと大胆さを併せ持つそのステージは、聴衆を没入させる没入感に満ちている。 アジアの音楽トレンドをリードする存在として、そしてグローバルなポップシーンの中で唯一無二 の声を発し続ける存在として、Mirrrはこれからも進化し続ける。